フクロウの繁殖・育雛 Breeding
雛から育てることは大変な面もありますが、「最も人懐こい時期」から成長の全過程を見守れる経験は他に代えがたい喜びです。毎年の雛シーズンを心待ちにするオーナーが「雛中毒」と呼ぶほど、育雛には深い魅力があります。
SEASON 繁殖シーズンと国内産雛の入手事情
フクロウを含む猛禽類の国内ブリードには明確な繁殖シーズンがあります。4月・5月がピークで、初夏を過ぎると国内産の雛の入手は急激に難しくなります。
1ペアから年間に生まれる個体数は種類によっては2〜4羽にとどまるため、人懐こく育った国内産の雛は希少な存在です。オウルドベースでは10年以上の飼育・販売経験をもとに、繁殖シーズンに合わせた仕入れ計画を立て、雛を安定供給できる体制を整えています。現在の販売情報はこちら →
IMPRINT インプリント育雛|人懐っこさの鍵
ポイント
人によく懐いた「インプリント個体」を育てるうえで最も重要なのが、生後0日(生まれた日)から育雛を開始することです。目が開く前の段階から人間が給餌者となることで、フクロウは人を親と認識し、飼い主のもとで暮らすことに自然と適応していきます。オウルドベースでの育雛開始の最短は生後5日です。
「雛から育てないと懐かない」は誤解です。インプリント個体であれば新しい飼い主のもとでも十分に懐きます。詳しくは性格・行動ガイドもご参照ください。
FEEDING 給餌回数の変化|3回食 → 2回食 → 1回食
| 成長段階 | 給餌回数 | 難易度 |
|---|---|---|
| 生まれたて(生後〜数週) | 8時間おきに3回食 | 朝〜夜中まで対応が必要 |
| 中間期 | 2回食(朝・晩) | 仕事をしている方でも対応可能 |
| 成長後 | 1回食 | 成鳥と同等の管理で飼育可能 |
2回食の段階に達した雛は、失敗のリスクが大きく減少します。初めてフクロウを迎える方にとっての適齢期と言えるでしょう。給餌回数は種ではなく個体の成長段階によって変化します。
TOOLS 育雛に必要な用具
飼育用の箱
段ボールで代用可能
床材
新聞紙で代用可能
キッチンバサミ・ピンセット・器
餌の処理と給餌に使用
キッチンスケール
体重管理に必須
鳥類・爬虫類用の保温ライト
床下暖房は厳禁
ミンチマシンまたはミキサー
育雛初期のミンチ状餌に必要
GROWTH 雛の成長過程と特有の行動
アヒル寝・アヒル座り
足を曲げてぺたーっと伏せるように寝る姿勢は成鳥では見られない、雛ならではの仕草です。満腹になるとそのまま無警戒に眠りにつく様子が観察されます。
成長速度は非常に速い
来店から約2週間で見た目が大きく変化するほどです。約1か月で体格や外見が大きく変わります。
巣立ちのタイミング
野生の習性を踏まえ、背の高い箱から自力で飛び出すのを待つのが正しい巣立ちのサポートです。巣立ち直後は飛行が不安定ですが、まもなく飛べるようになります。
繋留デビューの合図
雛毛から成鳥毛への換羽が始まると、繋留デビュー(自立した行動への移行)が近い合図です。この時期に多くの刺激を与えることが「元気ないい子」に育つ秘訣です。
SUPPORT オウルドベースの育雛サポート
- ●3回食に対応できる方にはすぐにお渡しし、育雛方法を丁寧にアドバイス
- ●3回食の対応が難しい場合は2回食になるまで店で預かってから引き渡すことも可能
- ●生後1週間程度の極幼雛を希望する場合は、1日中お世話ができる方に限定しスタッフが直接指導
Summary
育雛の3ポイント
- 1.国内産雛は4〜5月がピーク——希望するなら早めに相談を
- 2.2回食(朝・晩)の段階まで来れば仕事をしていても育雛可能
- 3.インプリント個体は生後まもなくから人が育てることで作られる
FAQ よくある質問
フクロウの国内産雛はいつ入手できますか? +
フクロウの雛の給餌回数はどのくらいですか? +
インプリントとは何ですか? +
育雛に必要な用具は何ですか? +
仕事をしていても雛から育てられますか? +
新しい家族との出会いを、
全力でサポートします。
生体の最新の在庫状況や、お迎えに関するご不安な点など、
まずはお気軽にご相談ください。