ジムリィ。ジムニーの顔に架け替えてリフトアップしたスズキ・エブリイワゴンの全景
OWL DE BASE GARAGE FILE 01

SUZUKI EVERY WAGON × JIMNY FACE

ジムリィの中身を、
全部見せる。

エブリイワゴンをジムニーの顔に架け替えて、リフトアップ。
5年9か月乗った実車の装着パーツ全32点を、
オーナー本人のコメントごと公開します。

エブリイワゴンにジムニーの顔を移植したカスタムを「ジムリィ」(表記は「ジムリイ」とも)と呼びます。この車はそこからリフトアップし、林道を走れる足回りに組み替えています。理由は見た目ではありません。猛禽を積んで山に入るためです。

装着パーツ
32
所有期間
5年9か月
ボディカラー
4E9ランクル70
かかった総額
約550万円

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ジムリィとは何か

ジムリィ(ジムリイ)は、スズキ・エブリイをベースに、フロントまわりをジムニー風に架け替えたカスタムです。ボンネットを持つエブリイの形状がジムニーの顔と相性がよく、専用のフェイスキットが各社から発売されています。

軽バンの積載量と室内の広さを保ったまま、見た目だけをジムニーにできる——というのが人気の理由です。キャンプや車中泊、釣りといったアウトドア用途で選ばれることが多く、フェイスキットは24万〜32万円前後、はじめから架け替えられたコンプリートカーは120万円前後から流通しています(2026年8月時点・各社公表価格)

この記事の車

ベースはエブリイワゴン PZターボ 標準ルーフ 4WD。フェイスはS2 Racingのジムリィフェイス フルキット、そこにOUTCLASSの外装パーツとリフトアップキットを組んでいます。広島のフクロウカフェ「オウルドベース」の事業車両で、猛禽の運搬に使っています。

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なぜこの仕様になったのか

この車は鷹狩りに使います。舗装が切れた林道、ぬかるみ、砂利。ノーマルの軽バンでは腹を擦る場所に、鳥を乗せたまま入っていく必要がありました。見た目のためではなく、入れない場所をなくすためのリフトアップです。

足回りはブロックで持ち上げるのではなく、リフトアップキットと強化リーディングアームで組み替えています。オーナー本人の言葉では「ブロックだけでリフトアップする方法だと重心が上がるだけで恐ろしい」。デフにはCUSCO LSD MZ type-RSを入れてスタックを避け、タイヤは林道も走れて街乗りのノイズが少ないTOYO OPEN COUNTRY R/T。前後をアイアンバンパーで固め、リアラダーを架け、電動ウインチを積んでいます。

リフトアップしたジムリィのリアクォータービュー。ルーフラックとスペアタイヤカバー
タイヤはTOYO OPEN COUNTRY R/T 175/60R16、ホイールはCRIMSON MG GOLEM Jr.。ルーフラックはショウワガレージ A-x で、バーと一体型のため全高を抑えられている

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5年9か月乗って分かったこと

リフトアップして、車検はどうしましたか

構造変更を通しました。リフトアップした状態のまま車検を2回通しています(2023年12月・2025年12月)。リフトアップ車で問題になりやすい直前直左の視界確保は、補助ミラーではなくカメラで対応しました。ドライブレコーダーのAKEEYO AKY-X3GTLが左ミラーの下にもう1個カメラを持っているタイプで、これで車体の左下が見えます。

燃費はどれくらいですか

きちんと計測していないので概算ですが、給油の実感でいうと高速で300kmほど走ると空になり、そこで32Lくらい入ります。単純計算で9km/L台。街乗りだと250kmくらいなので7〜8km/L台です。正直に言って燃費は悪化しています。ここはリフトアップとオフロードタイヤの代償だと思っています。

高速道路での走りはどうですか

スピードは出ません。高速で120km/hに届くか届かないか、というところです。ただし横風にはめっぽう強い。瀬戸大橋を風速20m/sで二輪車通行止めになっている日に渡ったことがありますが、スイスイ走れました。これは足回りのおかげです。

立体駐車場や洗車機は入れますか

5年8か月乗って、引っかかった経験はありません。ルーフラックを含めて2.1mに収まっています。ルーフラックにショウワガレージのA-xを選んだのは、バーと一体型で高さを抑えられるからです。

5年8か月で壊れたもの、ヘタったものはありますか

シートカバーがヘタりました。それで2025年に新しいものへ交換しています。ヘタったのはそれくらいで、あとは変わっていません。足回りも含めて、いまのところ交換が必要になったものはありません。タイヤはそろそろ替え時かな、というくらいです。

ジムニーと比べてどうですか

走破性はノーマルのジムニーの8割程度だと思っています。ラダーフレームではないので、そこは正直に。ただし荷室はジムニーノマドよりもまだ広い。猛禽を積んで山へ入るという用途では、この積載と走破性のバランスがちょうどよかった。

これから作る人に、一つだけ言うなら

予算がなくても足回りだけは必須です。ブロックだけで上げる方法だと重心が上がるだけで恐ろしい。しっかりした足回りに組み替えれば、リフトアップしてもノーマルよりロールが抑えられて安定します。横風を受けても気になりません。逆に言えば、そこをケチると危ない車になります。

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装着パーツ 全32点

みんカラのパーツレビューに登録している全32点です。カテゴリで絞り込めます。

全32点

車両データ

車種
スズキ エブリイワゴン
グレード
PZターボ 標準ルーフ 4WD
排気量 / 駆動
660cc ターボ / 4WD
ミッション
AT
ボディカラー
ベージュ(ランドクルーザー70純正色・カラー番号 4E9)オールペイント
フェイス
S2 Racing ジムリィフェイス フルキット5点
リフトアップ
OUTCLASS 5インチリフトアップキット
タイヤ
TOYO OPEN COUNTRY R/T 175/60R16(冬 BLIZZAK VL1 175R14 LT)
全高
ルーフラック込みで立体駐車場2.1mに収まる
所有期間
2020年12月29日 〜 現在
登録パーツ
32点

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掲載歴

カスタムCAR 2020年10月号 vol.504 の表紙
CUSTOM CAR 2020年10月号 vol.504

雑誌「カスタムCAR」2020年10月号(vol.504)

軽バン&軽トラ特集の号に掲載していただきました。

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Motorz Jp Channel の取材動画

「実質ジムニー。エブリイに500万円かけてアゲバンを作ったらスゴいことになった!」/25万回以上再生